効能・効果
けいれんなどの発作をおさえるお薬です。 脳の神経の過剰な興奮をおさえる働きがあります。 脳内の神経伝達物質(γ-アミノ酪酸)の神経伝達を促す働きにより、気分を安定させます。 おさえることのできない感情の高まりや行動をおさえるお薬です。 顔面の三叉(さんさ)神経の異常な興奮をおさえる働きがあります。 顔面の感覚をつかさどる神経の痛みやしびれをやわらげるお薬です。
MEDLEY
副作用
眠気、眩暈、ふらつき、γ-GTP上昇、Al-P上昇、ALT上昇、運動失調、脱力、頭重、立ちくらみ、口渇
MEDLEY
用法・用量
※ 薬の服用は必ず医師・薬剤師の指示に従ってください。
1.
精神運動発作、てんかん性格及びてんかんに伴う精神障害、てんかんの痙攣発作:強直間代発作(全般痙攣発作、大発作)の場合
カルバマゼピンとして通常、成人には最初1日量200〜400mgを1〜2回に分割経口投与し、至適効果が得られるまで(通常1日600mg)徐々に増量する。症状により1日1,200mgまで増量することができる。小児に対しては、年齢、症状に応じて、通常1日100〜600mgを分割経口投与する。
2.
躁病、躁うつ病の躁状態、統合失調症の興奮状態の場合
カルバマゼピンとして通常、成人には最初1日量200〜400mgを1〜2回に分割経口投与し、至適効果が得られるまで(通常1日600mg)徐々に増量する。症状により1日1,200mgまで増量することができる。
3.
三叉神経痛の場合
カルバマゼピンとして通常、成人には最初1日量200〜400mgからはじめ、通常1日600mgまでを分割経口投与するが、症状により1日800mgまで増量することができる。
小児に対しては、年齢、症状に応じて適宜減量する。
上位レビュー
※ レビューは個人の感想です。服用は必ず専門機関の指示に従ってください。
絶対音感のある人は絶対飲んじゃダメ
名無しさん
1
私は幼少期から音楽をやっており、絶対音感(音を聞くと音高が即座にわかる)があります。
数年前に、耳の奥が痛いことがずっと続いたので耳鼻科に行きました。
外傷などはなく、おそらくストレス(当時いわゆるブラック企業に勤めていました)で脳が耳に間違った信号(神経系の話ですかね?詳しくないのでよくは分かっていませんが…)を出しているとのことで処方された薬でした。
飲んで聞き始めた頃(30分くらい経った頃)、音が全部低く聞こえるのです。
もう、気持ち悪くて仕方ありませんでした。
耳の痛みはたしかに気持ち和らいだ気がしなくもないなと思ったのですが、いかんせん聞こえてくる全ての音が気持ち悪くて、仕事中にしゃがみこんで動けなくなるほどでした。
絶対音感という、特定の能力がある人にしか分からない副作用なので、医師も驚いていました(もちろんすぐ電話して服用をやめ、薬を変えてもらいました)。
1
双極性障害の躁状態を抑えます
名無しさん
2
自分個人の体験ですと即効性があり効果としてはかなり良いと感じました。
が、副作用が酷く、私の場合は音が通常よりも低く聞こえてしまうという副作用が起こりました。
当時あまりにも気分がハイになることが多かったので主治医もかなり考えての処方だったのですが、確かに服用してからすぐに気分が落ち着いていったような印象を受けます。
しかし飲んでから数日、少なくとも一週間しない状態でいきなり全ての音が低く感じられるようになりました。
これは全ての音が低い音になったのではなく、全ての音の音程が少しだけ下がったように感じられたということで、趣味で作曲を行っていてストレス解消によく音楽を聴く私にとっては大問題でした。
人によっては副作用は起きないようですので、体質が合えばいい薬だと思います。
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何年も発作がありません
名無しさん
4
娘がてんかんと診断されました。
今年で9年目になります。
大きな発作で、病院に運ばれてから、この薬を飲むことになりました。
飲み始めてからは、目立った発作はありません。
この数年は、小さな発作もなく、脳波も落ち着いてきました。
最初から薬は変わらず、量を増やすことで、てんかんの発作を抑えてきました。
1年に一度、採血し、濃度を調べています。
8年半、同じ薬を飲み続けています。
症状や濃度を見て、薬の量は増えましたが、この数年は薬は増えていません。
1日2回の服用で、忘れず飲むことが大事な薬です。
まだ親が管理していますが、子供にも薬の意識を持つように教えています。
発作が起きなくても飲み忘れないように気を付けています。
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